先生、今日もお家でレッスンしましょう!
―――Side 秋山―――
カタッ
「ふぅ・・・」
講義が終わり、テスト作成をしていた俺は、よく冷えたブラックを飲みながら思案していた。

「(参ったな・・・ここまで集中力が蹣跚(マンサン)になったのは久しぶりだ)」

最近疲れているのもあるが・・・それだけでもないのかもしれない。

「(全く・・・この歳になって何てザマだ)」

この間麻衣に言われた事が頭をよぎる。

――――――和志、
―――幾つになっても恋を忘れちゃダメよ?

「(とはいえ・・・)」

「流石にあんな歳の離れた子とは・・・な」

ガチャ
「何が「歳の離れた子」なんだ?」
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