先生、今日もお家でレッスンしましょう！

学校が終わると直ぐに教室を飛び出した私は家で直ぐに支度をすると胸を高鳴らせながら大学へと向かった。
直ぐに校門から校舎を見上げる。
「広いなぁ･･･」
「(確か目の前の建物の三階だったよね･･･)」
大きめのドアを手で開けて中を見渡すと、側にエレベーターがあったので乗り込む。

『三階です』
アナウンスと共にエレベーターから降りて、目の前の廊下を真っ直ぐ進んで行くと、

『237研究室　秋山和志』

のプレートが下がっている部屋があった。

「此処か･･･///」
ノックする手が震えたが意を決して声を掛ける

「秋山先生、居ますか？夕菜です」

ガチャ
「夕菜君、いらっしゃい。早かったな」
「いえ、先生を待たせる訳には////」
「そうか。まぁ入りなさい。」
「あ、はい。お邪魔します////」
バタン

「どうぞ、楽にしていてくれ。今飲み物を持ってこよう。」
「は、はい////」

先生がコーヒーを淹れている音を聴きながら、夕菜は落ち付かなげに辺りを見回した。
夕菜の部屋より広めなそこには大量の英語の教材やCD、果てには最新のニューヨークタイムズ迄あって夕菜を驚かせた。
本棚の中には秋山先生が書いた本もあり、夕菜は密かに買いにいこうと心に決めた。