先生、今日もお家でレッスンしましょう!
「(、ヤバイな――止まらない)」
「ふ、・・・っはぁ」
キスが甘いって本当なんだ・・・と妙に納得していると、いつの間にか二人の唇は離れていた。
唇同士を繋いでいる銀糸が切れる。
「あ、・・・っ///」
「・・・」
目を泳がせている夕菜を見詰める。
「夕菜・・・」
俺はそっと彼女の手を取ると、夜闇の中で静かに輝くそれをその手に通す。
「これ、・・・」
その小さな輝きを放つ指環を見止めると彼女は申し訳なさそうな、けれど同時に嬉しそうな顔で俺を見上げた。