Under Tamiflu 灰色の天使
「神」曰く_____ 

しかも、やや早口に


「迷い込んだ人間女の霊魂連れ
込んでイチャイチャの挙句、
予定外の死人増やしちゃって?」



ツゥー・・耳が痛ぇ・・。

"イチャイチャ"って云うな!

ソレについちゃ
アンタたちの説明不足も
あったンじゃねえの・・?


「ソウソウ! "下界直通マイク"、
貸してあげたの誰だっけ?」

「・・・・アンタだ。」


「えー!? なーに?
ゼンッゼン、聞こえなーい! 」


「コギャルカヨッ・・"神様"です。」

「ダヨネ、解ってるじゃない。
じゃ、下界行き決定ー!」


「いや、地獄手伝い・・あ。」



ヤンキー座りで彼を見上げてた
俺はヤツに息を吹きかけられた

その時・・。

一瞬で・・体の異変をを感じて
コロンと尻餅を着いちまってた。



「張り手がなくても入魂できる」

「は・・なに?」

「今お前に魂を返した。
役目に必要な力も与えた。
せいぜい苦しんでイラッシャーい」


・・誰かに似てると思ったが
きっと俺の勘違いだな。



「では"下界のタミフル"よ
活躍を期待している。ウフフ・・!」



「神」は皆にドン退きされる中

"あーっはっは"と自己満足に

高らかに笑いながら姿を消した。


経緯はこんなトコだ。

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