Under Tamiflu 灰色の天使
俺の命の火が消えようって時に
お前、自販機の前でモメてたろ?

あの2人に抱き止められて
泣き叫んでるお前を見ちまった

な・・?
愛してるって言葉は時に

幸せにも
不幸にも姿を変えちまうだろ?

云わんこっちゃねえんだ・・。

でも俺は
お前をウンと愛していたさ。

これだけは愚かと云われようが
曲げらンねえんだけど? フフ。


「じゃ・・またな、
悪りぃ、野暮用なンだ。」


そして尻のポッケから手帳を
取り出して開いてみた。

やれやれ・・次はまた
やっかいな女みたいだぜ・・。
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