Under Tamiflu 灰色の天使
あァ、異常性欲者か
ヤク中としか思えねぇよ・・。

「"ポスト"と同じじゃねえの?
誰でも挿れてくれゃいいんだ?」

何故、そこまで自分を貶める
嘲笑われても
腹さえ立ちやしねえんだな。


「ポストの方がまだマシだ。
グズグズ後で泣きやしねえし。」


泣くぐらいなら止めとけば
いいだろうが・・・アホめ。
まったく始末に終えない・・。


「・・・・殺して。」

女が押しくぐもった声で言う。
やっとモノを云いやがった。


「ああ、いいよ?」

「・・・・!」


腫らした泣き顔でこっちを向き
壁にもたれてた俺を凝視してる。

正直なトコ、もうお手上げだ。

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