Under Tamiflu 灰色の天使
「・・ばーか、酷ェ顔して
泣くな・・ほら、顔上げてみな?」
彼は何処からともなく
ポケット・テッシュを取り出し、
アゴを取る。
確かにヒデエ泣きっぷり・・
鼻水タレてるのも
彼は困った顔で拭いてた。
そんな事、
されたのは勿論初めてだけど・・
全然イヤに思わない。
むしろ、
嬉しくてまた泣いてる始末。
「辛い事はさ? 寝て、朝ちゃんと
喰って、キレイさっぱり
忘れりゃいいんだよ・・。」
ほれっ、とテッシュペーパーを
握らされて背中を叩いてる。
私は今だけでも、
幸せ・・彼女もそうだったのだ。
彼と云う、
もっとも死神らしくない死神が
今、こうして
着いていてくれているのだから・・。
私の、最後の・・ラッキーである。
泣くな・・ほら、顔上げてみな?」
彼は何処からともなく
ポケット・テッシュを取り出し、
アゴを取る。
確かにヒデエ泣きっぷり・・
鼻水タレてるのも
彼は困った顔で拭いてた。
そんな事、
されたのは勿論初めてだけど・・
全然イヤに思わない。
むしろ、
嬉しくてまた泣いてる始末。
「辛い事はさ? 寝て、朝ちゃんと
喰って、キレイさっぱり
忘れりゃいいんだよ・・。」
ほれっ、とテッシュペーパーを
握らされて背中を叩いてる。
私は今だけでも、
幸せ・・彼女もそうだったのだ。
彼と云う、
もっとも死神らしくない死神が
今、こうして
着いていてくれているのだから・・。
私の、最後の・・ラッキーである。