Under Tamiflu 灰色の天使
「金も払わない連中に・・
最後まで奉仕してやンのか?」

「え・・・!?」


目をより大きく見開いて、
俺を凝視している。

そうさ、
大体の事は知っている。

そしてまた、決意を新たにして
また・・飛ぶ準備を始めた。

ヤレヤレ 困った嬢サマだ。


俺は思わず
赤茶色の髪を片手で掻き毟る。


「あっち行って!」

「観てるだけさ。
早くしねえと、じき昼休みだぜ?」

「うるさいっ!」


真上に来そうな太陽を見上げてた。

_____ こんなイイ陽気じゃ

その内、誰か来るに決ってる。
< 6 / 95 >

この作品をシェア

pagetop