教えて!恋愛の女神様
「なら本日、ちょいと違う修行をしようではないか」
「違う修行?今そんな時間ないですよ」
「特別な事はしない。と言うより、この事を知らずしていくらオシャレしても男の気は引けない」
「え?」
「その名も『男の生態を知る』だ。男の生態を知って服を着るのと着ないのとでは、だいぶん違いが出るぞ」
「そうなんですか?」
「モテる女はけっこうこれを実践している。まさしくモテ子のコーディネートだ」
「モテ子のコーディネート!」
私の目がキラリーン!と輝いた。
「良い目になったじゃないか」
「知りたい、早く知りたいです!教えて下さい」
「よかろう。では百聞は一見にしかずだ。アタイが選んで解説してやろう」
「はい、お願いします」
ロマンスは小さくウインクすると、私が散らかした服をグルリと見た。そして二つの服を持ってくると見せた。
それは去年、秋に買ったデニム地で裾がフリフリのワンピース。肩紐は細く、丈は太ももの真ん中くらい。着ると体のラインがけっこう出て、男性にジロジロ見られた気がした。もう一つはレース地で黒のカーディガン。丈はウエストの上あたり。コンパクトなデザインで足が長く見える。こちらは今年の春買った。
「このコーディネートは、モテ子のコーディネートだ」
「これが?悪くはないけど、どっちも安物だし、たいしてオシャレに見えないけど」
「オシャレである事は重要だが、もっと重要なのはここだ」
ロマンスは指差した。
「ウエスト?」
「そうだ。ウエストのこの緩やかなラインが男心をそそるんだ」
「そうなんですか?」
「なにせこのラインは、男にはない。人と言うのは自分にない物を欲しがるからなぁ」
「なるほどねー」
「それと、このワンピースは肌の露出度がけっこう高い。目に見えぬが素肌から女の子のエネルギーがプンプン出ている。男は遺伝子レベルで刺激され、知佳を『良い女』と思うだろう」
「違う修行?今そんな時間ないですよ」
「特別な事はしない。と言うより、この事を知らずしていくらオシャレしても男の気は引けない」
「え?」
「その名も『男の生態を知る』だ。男の生態を知って服を着るのと着ないのとでは、だいぶん違いが出るぞ」
「そうなんですか?」
「モテる女はけっこうこれを実践している。まさしくモテ子のコーディネートだ」
「モテ子のコーディネート!」
私の目がキラリーン!と輝いた。
「良い目になったじゃないか」
「知りたい、早く知りたいです!教えて下さい」
「よかろう。では百聞は一見にしかずだ。アタイが選んで解説してやろう」
「はい、お願いします」
ロマンスは小さくウインクすると、私が散らかした服をグルリと見た。そして二つの服を持ってくると見せた。
それは去年、秋に買ったデニム地で裾がフリフリのワンピース。肩紐は細く、丈は太ももの真ん中くらい。着ると体のラインがけっこう出て、男性にジロジロ見られた気がした。もう一つはレース地で黒のカーディガン。丈はウエストの上あたり。コンパクトなデザインで足が長く見える。こちらは今年の春買った。
「このコーディネートは、モテ子のコーディネートだ」
「これが?悪くはないけど、どっちも安物だし、たいしてオシャレに見えないけど」
「オシャレである事は重要だが、もっと重要なのはここだ」
ロマンスは指差した。
「ウエスト?」
「そうだ。ウエストのこの緩やかなラインが男心をそそるんだ」
「そうなんですか?」
「なにせこのラインは、男にはない。人と言うのは自分にない物を欲しがるからなぁ」
「なるほどねー」
「それと、このワンピースは肌の露出度がけっこう高い。目に見えぬが素肌から女の子のエネルギーがプンプン出ている。男は遺伝子レベルで刺激され、知佳を『良い女』と思うだろう」