教えて!恋愛の女神様
「マジですか!もう、こういうファッション以外できないかも」
「それだと、今持っている服がほとんどゴミになるだろ。もったいない」
「だってそれじゃ、またモテない女に逆戻りじゃありませんか。そんなのイヤ!」
「まあ、まて。今、アタイが教えたのはあくまで『一番』であって、二番、三番ではない」
「二番、三番のモテ子ファッションがあるんですか?」
「ある。というより、大事なのは『自分が女である事をアピールする』と言う点だ。つまり、『男にないものをエロ過ぎない程度にアピールする』と言うこと」
「エロ過ぎず?」
「そう、エロ過ぎず。この話を聞くと沢山露出したくなるが、し過ぎると変態男がウヨウヨ寄ってきてセクハラを受ける事になる」
「それ、困る!」
「アタイは露出しろと言っているのではない。女性らしいウエストのラインだとか、引き締まった足首だとか、バストのふくらみとか、『男にないものを私は持っている』をアピールできるようなファッションをしろと言っているのだ。つまり、モテない女のファッションは、今言った事と逆をすると言う事だ」
「なるほどねー」
「だいたい貧乏学生のクセして新しい服をジャンジャン買おうなんて大間違いだ。少しは勉強に使え!」
「勉強は大事だけど、素敵な恋愛をする方がもっと大事じゃないですか?良い男を捕まえないと、素敵な結婚だってできないもん」
「おぬしは恋愛第一、第二、第三で、勉強は第四だろうが」
「そんな事ないですよ!勉強だってそれなりにがんばってますよ。じゃないと、ちゃんとした会社に就職できないじゃないですか」
「良い男を捕まえるために就職しょうと思ってないだろうな?」
「そ、そんな事ないですよ。いつまでも親のスネかじられないから自立しようと思っているんです」
「ほほう、エラいじゃないか。それを聞いて安心したよ。おっ、時間も時間だし、さっそく教えたモテ子コーディネートで会いに行って来い!」
「時間?」






< 152 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop