教えて!恋愛の女神様
「よーし、昼ごはん食べたら、仕事サクサク終わらせるぞ!」
裕矢は言うなりモリモリご飯を食べだした。一緒の席に座っていたみんなは目を合わせるとニッコリ笑って『楽しんできてねー!』と言った。
(なんか複雑な気分……)
嬉しいけれど、このまま流されてはいけない気がした。
午後四時三十分。四講目を終えて帰宅すると、テーブルの前に座りボーッと宙を見た。
(今日、これからデートだ。裕矢さんとデートだ…)
素直に喜べない。このままデートに行っていいのかとさえ思った。
理由はもちろん、翔太への思い。どんなに一生懸命裕矢が思ってくれても、心の中から翔太を追い出す事はできなかった。
(でもロマンスは、翔太と付き合うのは様子を見た方が良いと言っていた。つまり、彼女のいない裕矢さんと付き合う方が望ましいって事だよね。愛される喜びを味わうのは悪くないもんな)
ハア、とため息をつく。
(たぶん翔太君をあきらめきれないのは、今朝もそうだけど、翔太君とエリカさんが別れかけているから。エリカさんは何だかんだ言って翔太君とよりを戻したいみたいだけど、翔太君はキッパリ『別れる』と言って振り返りもしなかった。だから私にもチャンスがあると思えてしょうがない)
ハアとまたため息をついた。本当にどうしていいか、わからなかった。
ふいに、テーブルの上に置いた携帯電話が目にとまった。今日はまだ鉄平から何の連絡もない。裕矢もまだ仕事中だから、当然連絡もない。
以前アミに、『よく当たる占い』のサイトを教えてもらった事を思い出した。
『意外とあたるんだよね、ここ。ヒマつぶしに見たのに、気がついたら当たりすぎて鳥肌になっていたもん!』と言っていた。
(占いかぁ……)
何気なく携帯電話を手に取るとインターネットにアクセスし、教えてもらった占いサイトを探した。苦しい状況を少しでも打開したくて。
(あった、ここだ!)
目的のサイトはすぐ見つかった。よく見れば、大手プロバイダー会社が運営しているサイトで、占っているのもテレビや雑誌で頻繁に見かける占い師だ。私はちょっと興奮した。
裕矢は言うなりモリモリご飯を食べだした。一緒の席に座っていたみんなは目を合わせるとニッコリ笑って『楽しんできてねー!』と言った。
(なんか複雑な気分……)
嬉しいけれど、このまま流されてはいけない気がした。
午後四時三十分。四講目を終えて帰宅すると、テーブルの前に座りボーッと宙を見た。
(今日、これからデートだ。裕矢さんとデートだ…)
素直に喜べない。このままデートに行っていいのかとさえ思った。
理由はもちろん、翔太への思い。どんなに一生懸命裕矢が思ってくれても、心の中から翔太を追い出す事はできなかった。
(でもロマンスは、翔太と付き合うのは様子を見た方が良いと言っていた。つまり、彼女のいない裕矢さんと付き合う方が望ましいって事だよね。愛される喜びを味わうのは悪くないもんな)
ハア、とため息をつく。
(たぶん翔太君をあきらめきれないのは、今朝もそうだけど、翔太君とエリカさんが別れかけているから。エリカさんは何だかんだ言って翔太君とよりを戻したいみたいだけど、翔太君はキッパリ『別れる』と言って振り返りもしなかった。だから私にもチャンスがあると思えてしょうがない)
ハアとまたため息をついた。本当にどうしていいか、わからなかった。
ふいに、テーブルの上に置いた携帯電話が目にとまった。今日はまだ鉄平から何の連絡もない。裕矢もまだ仕事中だから、当然連絡もない。
以前アミに、『よく当たる占い』のサイトを教えてもらった事を思い出した。
『意外とあたるんだよね、ここ。ヒマつぶしに見たのに、気がついたら当たりすぎて鳥肌になっていたもん!』と言っていた。
(占いかぁ……)
何気なく携帯電話を手に取るとインターネットにアクセスし、教えてもらった占いサイトを探した。苦しい状況を少しでも打開したくて。
(あった、ここだ!)
目的のサイトはすぐ見つかった。よく見れば、大手プロバイダー会社が運営しているサイトで、占っているのもテレビや雑誌で頻繁に見かける占い師だ。私はちょっと興奮した。