教えて!恋愛の女神様
「よかったね」
「えっ、あ、はい。でも、本当にいいのかな?お母さん怒らないかな?」
「だぶん大丈夫だと思う。こう見えて我が家はなかなかのお金持ちだからね。一人くらい居候が増えたってまったく問題ないよ」
「お金なら払います!食費とか光熱費とか、宿代とか」
「宿代?なんかホテルみたいだな」
「できるだけ早く次の家を探します。それまでお世話になります」
裕矢へ向かって深々と頭を下げた。
「こちらこそよろしくお願いします」
「やだ、裕矢さんが頭を下げないでください!」
「だって、これでもっと俺の事をよく見てもらえるわけだろ?心して査定してもらわないと」
「査定だなんて。私そこまで立派じゃないですよ」
「立派だよ。ちゃんと父さんや母さんを気遣ってくれたじゃないか。自分が大変な思いをしているのに」
裕矢は私の手を両手で包み込むようつかむと、暖かなまなざしで見た。
「俺が君のパートナーにふさわしいと思ってもらえるよう、努力する」
「裕矢さん……」
「二人ならどんな困難だって乗り越えられるさ。前向きに行こう」
「はい」
私は力強くうなずいた。彼とならできそうな気がした。
裕矢の後ろをついて三階に上がると、階段右手にある部屋へ入れてくれた。中は淡いピンク色のカーテンやベッドカバー、ジュウタンで統一されており、レースをふんだんにあしらった枕や、ヨーロッパを連想せずにいられないアンティーク調の木製の家具が置かれ、とてもロマンティックだった。
「かわいー!」
「気に入ってくれたようでよかったよ。全部母さんの好みでインテリアをそろえたんだけど、あまりにロマンティック過ぎて女の子しか泊める事ができないんだ」
「お母さん、センスいいのね」
「明日の朝会ったら、ぜひ言ってあげて。すごく喜ぶと思うよ」
裕矢は肩をすくめると、ベッドの真向かいに置かれたタンスの中から何かを取り出した。もらい広げてみると、淡いピンク色で襟元や裾にフリルがふんだんにあしらわれたパジャマだった。
「寝る時はこれを着て」
「えっ、あ、はい。でも、本当にいいのかな?お母さん怒らないかな?」
「だぶん大丈夫だと思う。こう見えて我が家はなかなかのお金持ちだからね。一人くらい居候が増えたってまったく問題ないよ」
「お金なら払います!食費とか光熱費とか、宿代とか」
「宿代?なんかホテルみたいだな」
「できるだけ早く次の家を探します。それまでお世話になります」
裕矢へ向かって深々と頭を下げた。
「こちらこそよろしくお願いします」
「やだ、裕矢さんが頭を下げないでください!」
「だって、これでもっと俺の事をよく見てもらえるわけだろ?心して査定してもらわないと」
「査定だなんて。私そこまで立派じゃないですよ」
「立派だよ。ちゃんと父さんや母さんを気遣ってくれたじゃないか。自分が大変な思いをしているのに」
裕矢は私の手を両手で包み込むようつかむと、暖かなまなざしで見た。
「俺が君のパートナーにふさわしいと思ってもらえるよう、努力する」
「裕矢さん……」
「二人ならどんな困難だって乗り越えられるさ。前向きに行こう」
「はい」
私は力強くうなずいた。彼とならできそうな気がした。
裕矢の後ろをついて三階に上がると、階段右手にある部屋へ入れてくれた。中は淡いピンク色のカーテンやベッドカバー、ジュウタンで統一されており、レースをふんだんにあしらった枕や、ヨーロッパを連想せずにいられないアンティーク調の木製の家具が置かれ、とてもロマンティックだった。
「かわいー!」
「気に入ってくれたようでよかったよ。全部母さんの好みでインテリアをそろえたんだけど、あまりにロマンティック過ぎて女の子しか泊める事ができないんだ」
「お母さん、センスいいのね」
「明日の朝会ったら、ぜひ言ってあげて。すごく喜ぶと思うよ」
裕矢は肩をすくめると、ベッドの真向かいに置かれたタンスの中から何かを取り出した。もらい広げてみると、淡いピンク色で襟元や裾にフリルがふんだんにあしらわれたパジャマだった。
「寝る時はこれを着て」