教えて!恋愛の女神様
「おい、知佳。いつまで寝てんだ。さっさと起きろ!」
「いっ、いてててててててててててて!」
「起きるまでやめないからな。ほら、目ぇ開けろ!」
「ま、まぶたをひっぱんないで!」
ロマンスは私の両方のまぶたをつまみ、目を開けさせようとした。しかし皮が薄い上に手加減なしで引っ張っるので、ものすごく痛かった。
「痛い!マジ痛い!やめて!やめてください!」
「だったら起きろ。すぐ起きろ。もうとっくに起床時間だぞ!いつまで寝クサってんだ!」
「わかりました!起きます!目をパッチリと開けます!ですから手を放してください!」
「マジだな?」
「マジです!チョーマジです!」
「よろしい。おぬしを信じよう」
ロマンスは言うやいなや手を放した。私はようやく解放されホッとした。ただまぶたが痛くて、指先で何度かこすり開けた。そしてめざましのアラームのスイッチを切った。
「…………?」
しかし、私は違和感を覚え小首をかしげた。部屋の中がいつもより暗いのだ。
今は九月末。夏に比べるとずいぶん夜が明けるのも遅くなった。それでも午前七時となれば遮光カーテンの隙間からまばゆいばかりの日差しが差し込み『ああ、朝なんだ』とすぐわかった。
でも今はどんよりと濁った光が差し込むだけ。
(今日は天気が悪いのかなぁ。もしかして雨が降る?やだなぁ)
大学へ行く道すがら濡れるかもしれない事を考えると、テンションが下がった。ついでに、昨日別れた男と初デートでホテルへ行く時、雨が降っていた過去が脳裏をよぎると、死にたい気持ちになった。あの時は幸せだったから。
(ああ、ダメ!もう終わったんだ。さあ、前に進まなきゃ!)
心の中でガッツポーズをし、テンションを上げた。
「おい、知佳。いつまで布団に入ってんだ。まさか二度寝する気じゃないだろうな?」
「しません。今起きます!」
(っていうか、今何時?)
確認のため目覚まし時計を手に取り見た。アラームを止める時は時間を見なかったから。
「…………?」
私はわが目を疑った。信じられなかった。思わず何度か瞬きした。
「いっ、いてててててててててててて!」
「起きるまでやめないからな。ほら、目ぇ開けろ!」
「ま、まぶたをひっぱんないで!」
ロマンスは私の両方のまぶたをつまみ、目を開けさせようとした。しかし皮が薄い上に手加減なしで引っ張っるので、ものすごく痛かった。
「痛い!マジ痛い!やめて!やめてください!」
「だったら起きろ。すぐ起きろ。もうとっくに起床時間だぞ!いつまで寝クサってんだ!」
「わかりました!起きます!目をパッチリと開けます!ですから手を放してください!」
「マジだな?」
「マジです!チョーマジです!」
「よろしい。おぬしを信じよう」
ロマンスは言うやいなや手を放した。私はようやく解放されホッとした。ただまぶたが痛くて、指先で何度かこすり開けた。そしてめざましのアラームのスイッチを切った。
「…………?」
しかし、私は違和感を覚え小首をかしげた。部屋の中がいつもより暗いのだ。
今は九月末。夏に比べるとずいぶん夜が明けるのも遅くなった。それでも午前七時となれば遮光カーテンの隙間からまばゆいばかりの日差しが差し込み『ああ、朝なんだ』とすぐわかった。
でも今はどんよりと濁った光が差し込むだけ。
(今日は天気が悪いのかなぁ。もしかして雨が降る?やだなぁ)
大学へ行く道すがら濡れるかもしれない事を考えると、テンションが下がった。ついでに、昨日別れた男と初デートでホテルへ行く時、雨が降っていた過去が脳裏をよぎると、死にたい気持ちになった。あの時は幸せだったから。
(ああ、ダメ!もう終わったんだ。さあ、前に進まなきゃ!)
心の中でガッツポーズをし、テンションを上げた。
「おい、知佳。いつまで布団に入ってんだ。まさか二度寝する気じゃないだろうな?」
「しません。今起きます!」
(っていうか、今何時?)
確認のため目覚まし時計を手に取り見た。アラームを止める時は時間を見なかったから。
「…………?」
私はわが目を疑った。信じられなかった。思わず何度か瞬きした。