教えて!恋愛の女神様
「え、なに?知佳ちゃんの今の反応は?」
「俺達、付き合う事になったんだ。弟よよろしく」
「マジでぇー!」
翔太はすっとんきょな声をあげ、目を白黒させた。私達は大笑いした。
その夜、もう一晩裕矢の家に泊めてもらいマンションへ帰る事にした。鉄平はややしばらく入院しているので、その間に新しい部屋を探す事にしたのだ。
夕飯を食べるとひとまず部屋へ行き、宿題で出されているレポートを書く事にした。
(宿題終わってから裕矢さんといちゃいちゃしたほうが、気が楽だもんね)
私は鏡台の上にレポート用紙とペンケースを乗せると、ファイルを開き題材を探した。
ふと、左上に置いた携帯電話が目に留まった。同時に、昼、病院にいた時送られて来たメールの内容を思い出した。
メールを送ってきたのはロマンス。『大切なお知らせ』と言う件名にひかれ開けてみれば、予想外の内容が書かれてあった。
-修行、無事終了。好きな男の胸に、思いっきり飛び込め!-
(こんな急に修行が終わると思っていなかった。もっとたくさんの事を成し遂げないと、モテ子になれないと思っていた)
鏡の中に映る自分を見て思う。ロマンスに会った時の私は、今考えてもすごく依存的で、自己中心的だった。私の価値は高く、見合うのはイケメンで高学歴、高収入な人だと思っていた。それだけに相手の中身は見ておらず、ダメな男と付き合い痛い目にあった。
(ロマンスにモテ子の修行をしてもらわなければ、裕矢さんのような誠実な男性とは付き合えなかったと思う。本当、感謝しなきゃ)
「そうだ、すごーく感謝しろ。とーっても、感謝しろ!もっと良い事が起こるかもしれんぞ」
突然、後から聞きなれた声がした。振り返ってみると、そこには真っ赤な特攻服を着たロマンスが真っ赤なセンスで顔を仰ぎ立っていた。
「いやー、めでたい。実にめでたい!ダメダメ女だったのが、今や誠実で将来性のある男からベタぼれされている。人間やればできるものだな」
「はい、そう思います」
「俺達、付き合う事になったんだ。弟よよろしく」
「マジでぇー!」
翔太はすっとんきょな声をあげ、目を白黒させた。私達は大笑いした。
その夜、もう一晩裕矢の家に泊めてもらいマンションへ帰る事にした。鉄平はややしばらく入院しているので、その間に新しい部屋を探す事にしたのだ。
夕飯を食べるとひとまず部屋へ行き、宿題で出されているレポートを書く事にした。
(宿題終わってから裕矢さんといちゃいちゃしたほうが、気が楽だもんね)
私は鏡台の上にレポート用紙とペンケースを乗せると、ファイルを開き題材を探した。
ふと、左上に置いた携帯電話が目に留まった。同時に、昼、病院にいた時送られて来たメールの内容を思い出した。
メールを送ってきたのはロマンス。『大切なお知らせ』と言う件名にひかれ開けてみれば、予想外の内容が書かれてあった。
-修行、無事終了。好きな男の胸に、思いっきり飛び込め!-
(こんな急に修行が終わると思っていなかった。もっとたくさんの事を成し遂げないと、モテ子になれないと思っていた)
鏡の中に映る自分を見て思う。ロマンスに会った時の私は、今考えてもすごく依存的で、自己中心的だった。私の価値は高く、見合うのはイケメンで高学歴、高収入な人だと思っていた。それだけに相手の中身は見ておらず、ダメな男と付き合い痛い目にあった。
(ロマンスにモテ子の修行をしてもらわなければ、裕矢さんのような誠実な男性とは付き合えなかったと思う。本当、感謝しなきゃ)
「そうだ、すごーく感謝しろ。とーっても、感謝しろ!もっと良い事が起こるかもしれんぞ」
突然、後から聞きなれた声がした。振り返ってみると、そこには真っ赤な特攻服を着たロマンスが真っ赤なセンスで顔を仰ぎ立っていた。
「いやー、めでたい。実にめでたい!ダメダメ女だったのが、今や誠実で将来性のある男からベタぼれされている。人間やればできるものだな」
「はい、そう思います」