教えて!恋愛の女神様
(どこかから休講の知らせでも入ったかな?それとも、合コンの誘いかな?合コンしばらくしていないもんな。そろそろ誘いが入ってもいい頃だよな)
勝手に『合コンの誘いだ!』と思い込み携帯電話を手に取ると、『どこの大学の男子学生かな?お金持ちだったらいいな』と妄想しつつ受信トレイを開いた。
「えっ?」
するとそこには、予想外の名前があった。メールは澤田裕矢からのものだった。
(こんな朝早くから何だろう?……もしかして、デートの誘い?だとしたら、気合い入っているなぁ)
ドキドキしてメールを開いた。
-おはよう、知佳ちゃん。朝早くからごめんね。昨日は一緒にご飯を食べてくれてありがとう。とても楽しかったよ。
今日はためしに初メールを送ってみました。ちゃんと届きましたか?
それと、お詫びしなければならない事があります。翔太とのランチですが、しばらく学校が忙しく一緒にお昼を食べる時間がないそうです。残念ながら、ご希望にそえません。明美ちゃんにも謝っておいてね。それでは、また会える日を楽しみにしています。よければ都合の良い日を教えて下さい。
じゃ、勉強がんばってください。-
(えーっ、翔太君とランチを食べれないのーっ!)
私はショックのあまり、ボーッと宙を見つめた。
(翔太君と仲良くなるチャンスが、また遠のいた。どんどん彼女になる確率が減って行く……)
とたん、誰かが私の手から携帯電話を取り上げた。おどろいて見れば、ロマンスがメールを打っていた。
「ちょ……どこへメールしているんですか?」
「もちろん『愛しの裕矢さん』のところだよ」
「愛しの裕矢さん?違いますよ!私が愛しく思っているのは弟の翔太君であって、お兄さんの裕矢さんじゃありません!」
「本当にそうなのかなぁー?意外と『裕矢さん、すてき!』とか思っていないか?」
勝手に『合コンの誘いだ!』と思い込み携帯電話を手に取ると、『どこの大学の男子学生かな?お金持ちだったらいいな』と妄想しつつ受信トレイを開いた。
「えっ?」
するとそこには、予想外の名前があった。メールは澤田裕矢からのものだった。
(こんな朝早くから何だろう?……もしかして、デートの誘い?だとしたら、気合い入っているなぁ)
ドキドキしてメールを開いた。
-おはよう、知佳ちゃん。朝早くからごめんね。昨日は一緒にご飯を食べてくれてありがとう。とても楽しかったよ。
今日はためしに初メールを送ってみました。ちゃんと届きましたか?
それと、お詫びしなければならない事があります。翔太とのランチですが、しばらく学校が忙しく一緒にお昼を食べる時間がないそうです。残念ながら、ご希望にそえません。明美ちゃんにも謝っておいてね。それでは、また会える日を楽しみにしています。よければ都合の良い日を教えて下さい。
じゃ、勉強がんばってください。-
(えーっ、翔太君とランチを食べれないのーっ!)
私はショックのあまり、ボーッと宙を見つめた。
(翔太君と仲良くなるチャンスが、また遠のいた。どんどん彼女になる確率が減って行く……)
とたん、誰かが私の手から携帯電話を取り上げた。おどろいて見れば、ロマンスがメールを打っていた。
「ちょ……どこへメールしているんですか?」
「もちろん『愛しの裕矢さん』のところだよ」
「愛しの裕矢さん?違いますよ!私が愛しく思っているのは弟の翔太君であって、お兄さんの裕矢さんじゃありません!」
「本当にそうなのかなぁー?意外と『裕矢さん、すてき!』とか思っていないか?」