教えて!恋愛の女神様
「思っていませんって!ちょっと、マジ携帯返してください。変なメール送らないでください!」
「そぉーしーん!」
「あーっ!」
携帯電話の小さなディスプレイから一メートル以上離れていたが、メールが送信された事はちゃんとわかった。私はしばらくの間食い入るように眺めていたが、ハッとすると慌てて携帯電話を取り返し、送ったメールをチェックした。
「な……何これ!」
内容を見た途端、絶句した。そこにはとんでもない内容が書かれていた。
-おはようございます!こちらこそ、昨日はとても楽しかったです。あんまりにも楽しくて、夜眠れませんでした。翔太君とご飯食べられないのは悲しいけど、またすぐにでも会いたいです!ごちそうになったままじゃ悪いので、今度ごちそうします。高い物はムリですけど。都合の良い日、教えて下さい!-
読み終えると、携帯電話を持つ手がプルプル震えた。勝手にアプローチされ、怒りのあまり冷静でいられなかった。ロマンスを見れば、機嫌良さそうにあさっての方向を見ながら口笛を吹いていた。
「とんでもない事してくれましたね!このままじゃ、私も裕矢さんにごちそうしなきゃいけないじゃないですか!」
「すればいいじゃないか。バイトしているんだし。金ならそこそこ持っているだろう」
「ないですよ!月に五万円くらいしかもらっていないんですよ。洋服買って遊んだら、足りないくらいです!」
「勉強関係には、使わないのか?」
「使いません。そういうのは全部親が払ってくれるもんでしょ。だいたい服代と遊ぶお金分働いているだけエラいじゃないですか。ユカとかマアコなんて、全部親か彼氏に払ってもらっているんですよ」
「それは、自慢するには低すぎるレベルだと思うのだが……」
「だってロマンス、『自分をホメなさい』って言ったじゃないですか。だから早速ホメているんです!」
「今回は昨日と相手が違うからな。そのまま使うのは危ない」
「危ない?」
「そうだ。昨日の相手は親だった。しかし、今回は男だ」
「そぉーしーん!」
「あーっ!」
携帯電話の小さなディスプレイから一メートル以上離れていたが、メールが送信された事はちゃんとわかった。私はしばらくの間食い入るように眺めていたが、ハッとすると慌てて携帯電話を取り返し、送ったメールをチェックした。
「な……何これ!」
内容を見た途端、絶句した。そこにはとんでもない内容が書かれていた。
-おはようございます!こちらこそ、昨日はとても楽しかったです。あんまりにも楽しくて、夜眠れませんでした。翔太君とご飯食べられないのは悲しいけど、またすぐにでも会いたいです!ごちそうになったままじゃ悪いので、今度ごちそうします。高い物はムリですけど。都合の良い日、教えて下さい!-
読み終えると、携帯電話を持つ手がプルプル震えた。勝手にアプローチされ、怒りのあまり冷静でいられなかった。ロマンスを見れば、機嫌良さそうにあさっての方向を見ながら口笛を吹いていた。
「とんでもない事してくれましたね!このままじゃ、私も裕矢さんにごちそうしなきゃいけないじゃないですか!」
「すればいいじゃないか。バイトしているんだし。金ならそこそこ持っているだろう」
「ないですよ!月に五万円くらいしかもらっていないんですよ。洋服買って遊んだら、足りないくらいです!」
「勉強関係には、使わないのか?」
「使いません。そういうのは全部親が払ってくれるもんでしょ。だいたい服代と遊ぶお金分働いているだけエラいじゃないですか。ユカとかマアコなんて、全部親か彼氏に払ってもらっているんですよ」
「それは、自慢するには低すぎるレベルだと思うのだが……」
「だってロマンス、『自分をホメなさい』って言ったじゃないですか。だから早速ホメているんです!」
「今回は昨日と相手が違うからな。そのまま使うのは危ない」
「危ない?」
「そうだ。昨日の相手は親だった。しかし、今回は男だ」