教えて!恋愛の女神様
「三千円無い!ちゃんと来月分の家賃、六万七千円入れておいたのに、三千円足りないっ!」
「そうそう、三千円。そこから三千円貰って串団子を買ったんだ。すぐそこにあるコンビニとか言うところでな」
「えーっ!五日後に家賃払わなきゃならないのに!バイト代一週間後じゃなきゃ入らないのに。どうしよう……」
私はぼう然とした。これまで男の気を引こうと、できるだけバイト代を使い洋服やバッグ、化粧品を買った。だから貯金は無い。計画性がないので、買い置きの食品もない。財布に入っているのは、給料日まで過ごすための、ギリギリの生活費三千五百円。ここで三千円を家賃に回せば、飲まず食わずの日が出てくる。
(つらい……それは、つらい……男にフラれたばかりでご飯まで食べられないなんて。かと言って、父さんや母さんに借りようとすればまた文句言われる。マジ、ヤバイ!)
すっかり意気消沈し、その場に座り込み途方にくれた。
しかし、ハタとあることに気づく。もともとこうなったのは、断りもなくお金を使って串団子を買ったロマンスのせい。
ふいに私の中で怒りが沸き起こった。ギロリとロマンスをニラめば、力強く立ち上がった。ロマンスははちっとも怖がらず、それが怒りに拍車をかけた。
「ちょっと!責任取ってくださいよ!」
「責任?何でアタイが取んなきゃならないんだ?」
「だって人のお金を勝手に使ったじゃないですか?おかげで私は何日か飲まず食わずで過ごさなきゃならないんですよ!」
「戦後の日本はそう言う日もあった。しかし今はこれだけ飽食の時代だ。一日や二日食べなくても死なん。水でも飲んでろ」
「信じられない!それでも神様なの!」
「ダイエットと思えばいいんだよ。流行っているだろ?若い女たちの間で。良い機会だと思って、励め励め!」
「イヤです!バイトもできなくなるし、裕矢さんにご飯だってごちそうできません!このままじゃ、モテ子になれません!」
「そうそう、三千円。そこから三千円貰って串団子を買ったんだ。すぐそこにあるコンビニとか言うところでな」
「えーっ!五日後に家賃払わなきゃならないのに!バイト代一週間後じゃなきゃ入らないのに。どうしよう……」
私はぼう然とした。これまで男の気を引こうと、できるだけバイト代を使い洋服やバッグ、化粧品を買った。だから貯金は無い。計画性がないので、買い置きの食品もない。財布に入っているのは、給料日まで過ごすための、ギリギリの生活費三千五百円。ここで三千円を家賃に回せば、飲まず食わずの日が出てくる。
(つらい……それは、つらい……男にフラれたばかりでご飯まで食べられないなんて。かと言って、父さんや母さんに借りようとすればまた文句言われる。マジ、ヤバイ!)
すっかり意気消沈し、その場に座り込み途方にくれた。
しかし、ハタとあることに気づく。もともとこうなったのは、断りもなくお金を使って串団子を買ったロマンスのせい。
ふいに私の中で怒りが沸き起こった。ギロリとロマンスをニラめば、力強く立ち上がった。ロマンスははちっとも怖がらず、それが怒りに拍車をかけた。
「ちょっと!責任取ってくださいよ!」
「責任?何でアタイが取んなきゃならないんだ?」
「だって人のお金を勝手に使ったじゃないですか?おかげで私は何日か飲まず食わずで過ごさなきゃならないんですよ!」
「戦後の日本はそう言う日もあった。しかし今はこれだけ飽食の時代だ。一日や二日食べなくても死なん。水でも飲んでろ」
「信じられない!それでも神様なの!」
「ダイエットと思えばいいんだよ。流行っているだろ?若い女たちの間で。良い機会だと思って、励め励め!」
「イヤです!バイトもできなくなるし、裕矢さんにご飯だってごちそうできません!このままじゃ、モテ子になれません!」