教えて!恋愛の女神様
「そんなワケないだろう!昨日も一昨日も夜風呂に入っただろう?アタイの気配を感じたか?音でも聞いたか?」
「じゃあ、何で風呂場から出てくるんですか?もしかして……のぞき見していたとか?キャーッ、エッチ!」
「アタイは男が好きなんだよ!女の裸見たって、面白くもなんともないわ。くだらん!」
「怒んないでくださいよ!風呂場から出てくれば、誰だって怪しむでしょ?」
「想像力が貧弱すぎる!」
「悪かったですね!どうせ頭が悪いですよ!」
フンッ!とムクれてそっぽを向いた。相変わらず口の悪い神様である。
「まあ、そう怒るな。おかげで眠気も冷めただろ?」
「…………!」
「しかし、一度ついた悪習と言うものはなかなか治らんものだのう。行きつ戻りつの繰り返しだ」
「ぬぐっ……」
「修行は真面目にやっているようだが、モテ子への道はまだまだ遠いな」
「ええ……」
「一度覚悟を入れ治すように。さもなくば、見事に挫折して元の『ダメンズばかりにハマる女』になっちまうぞ」
図星を刺された私はシュンとなって下を向いた。良い気になっていた自分が恥ずかしかった。
心を入れ替えると、てきぱきと身支度をととのえ朝食を作り食べた。もちろんロマンスの分も作った。ロマンスはトーストしたパンにジャムをたっぷりつけると、おいしそうに頬張っていた。基本的に甘いものが好きらしい。
食べ終えると食器を洗い、教科書やノート、化粧品のポーチの中身を確認し、家を出た。色々順調に進んだのでいつもより少し早めに登校した。しかし損したとは思わなかった。今日は朝からとても良い天気で、澄んだ空気の中を行くのは気持ちよかった。これまであった嫌な事が全て消え失せてしまいそうだった。
(なんか良い事ありそう!)
そう思えるほど、本当に良い天気だった。
良い波長が出ている時と言うのは、思いを実現させるパワーもあるらしい。
「じゃあ、何で風呂場から出てくるんですか?もしかして……のぞき見していたとか?キャーッ、エッチ!」
「アタイは男が好きなんだよ!女の裸見たって、面白くもなんともないわ。くだらん!」
「怒んないでくださいよ!風呂場から出てくれば、誰だって怪しむでしょ?」
「想像力が貧弱すぎる!」
「悪かったですね!どうせ頭が悪いですよ!」
フンッ!とムクれてそっぽを向いた。相変わらず口の悪い神様である。
「まあ、そう怒るな。おかげで眠気も冷めただろ?」
「…………!」
「しかし、一度ついた悪習と言うものはなかなか治らんものだのう。行きつ戻りつの繰り返しだ」
「ぬぐっ……」
「修行は真面目にやっているようだが、モテ子への道はまだまだ遠いな」
「ええ……」
「一度覚悟を入れ治すように。さもなくば、見事に挫折して元の『ダメンズばかりにハマる女』になっちまうぞ」
図星を刺された私はシュンとなって下を向いた。良い気になっていた自分が恥ずかしかった。
心を入れ替えると、てきぱきと身支度をととのえ朝食を作り食べた。もちろんロマンスの分も作った。ロマンスはトーストしたパンにジャムをたっぷりつけると、おいしそうに頬張っていた。基本的に甘いものが好きらしい。
食べ終えると食器を洗い、教科書やノート、化粧品のポーチの中身を確認し、家を出た。色々順調に進んだのでいつもより少し早めに登校した。しかし損したとは思わなかった。今日は朝からとても良い天気で、澄んだ空気の中を行くのは気持ちよかった。これまであった嫌な事が全て消え失せてしまいそうだった。
(なんか良い事ありそう!)
そう思えるほど、本当に良い天気だった。
良い波長が出ている時と言うのは、思いを実現させるパワーもあるらしい。