教えて!恋愛の女神様
しかし今日は、いっこうに減らない。一口食べてはボーッと考え込んでいた。
-気が付くと翔太と裕矢の事を考え、ご飯を食べるのを忘れていた。-
「たしかに、二人とも良い男だ」
「へっ?」
「翔太は頭が良くてイケメン、裕矢は真面目で情熱的。それぞれちゃんと個性があると言うのが実に良い」
「わ、私の頭の中をのぞいたんですか?」
「のぞいたのではなくて、おぬしの心の声が聞こえて来たんだよ」
「聞かないでって言っているじゃないですか!」
「聞こえてくるんだもん、しょうがないじゃないかぁー」
「本気で言っていませんね?今、かるーく、受け流しましたね!」
「アタイは左から右へ流す流儀なのさぁー」
「昔流行ったギャグを、サラリと自分流にアレンジしないでください!」
「おお、こわい!仁王様みたくなっているぞぉー」
「誰のせいで仁王になったと思っているんですか!」
「だーれかなぁー?」
「いいかげんやめてください!マジ、キレますよ!」
「おお、キレろキレろ!そうしたら、すぐに修行をやめてやる!」
「ぬっ……」
「人の話もロクニ聞かない奴の相手なんて面倒くさくてしょうがない。それなら素直でウブで『どうやって男の子と話していいか、わからないんです!』って言う者を修行したほうが、ずっと楽で効率的だ」
「ぬぬぅ……」
「どうする?やめるか?続けるか?どっちだ?」
「……すいませんでした。続けます」
「あ?なんだって?」
「すいませんでした!私が間違っていました。修行は続けます、よろしくお願いします!」
「よろしい。今日もバイトから帰ってきたら、がんばろうなぁ!」
「はい……」
私はニヤニヤ笑うロマンスを見ながら、心の中で『チクショーッ!』と思った。自分が悪いのはわかっていたが、やっぱり悔しかった。
夕飯の後片付けをすると、一息つく間もなくバイト先へ向かった。忙しすぎて、ちょっと悲しくなった。ただ、移動中にとあるアイデアがひらめき、すぐ幸せになった。
-気が付くと翔太と裕矢の事を考え、ご飯を食べるのを忘れていた。-
「たしかに、二人とも良い男だ」
「へっ?」
「翔太は頭が良くてイケメン、裕矢は真面目で情熱的。それぞれちゃんと個性があると言うのが実に良い」
「わ、私の頭の中をのぞいたんですか?」
「のぞいたのではなくて、おぬしの心の声が聞こえて来たんだよ」
「聞かないでって言っているじゃないですか!」
「聞こえてくるんだもん、しょうがないじゃないかぁー」
「本気で言っていませんね?今、かるーく、受け流しましたね!」
「アタイは左から右へ流す流儀なのさぁー」
「昔流行ったギャグを、サラリと自分流にアレンジしないでください!」
「おお、こわい!仁王様みたくなっているぞぉー」
「誰のせいで仁王になったと思っているんですか!」
「だーれかなぁー?」
「いいかげんやめてください!マジ、キレますよ!」
「おお、キレろキレろ!そうしたら、すぐに修行をやめてやる!」
「ぬっ……」
「人の話もロクニ聞かない奴の相手なんて面倒くさくてしょうがない。それなら素直でウブで『どうやって男の子と話していいか、わからないんです!』って言う者を修行したほうが、ずっと楽で効率的だ」
「ぬぬぅ……」
「どうする?やめるか?続けるか?どっちだ?」
「……すいませんでした。続けます」
「あ?なんだって?」
「すいませんでした!私が間違っていました。修行は続けます、よろしくお願いします!」
「よろしい。今日もバイトから帰ってきたら、がんばろうなぁ!」
「はい……」
私はニヤニヤ笑うロマンスを見ながら、心の中で『チクショーッ!』と思った。自分が悪いのはわかっていたが、やっぱり悔しかった。
夕飯の後片付けをすると、一息つく間もなくバイト先へ向かった。忙しすぎて、ちょっと悲しくなった。ただ、移動中にとあるアイデアがひらめき、すぐ幸せになった。