井上真緒編
真緒「なんだ」
はるな「なんだってなによ」
真緒「はるなもいたんだ」
はるな「なによそれ。相談があるんだって」
真緒「別に」
はるな「何よ。そう聞いてせっかく来たのに」
真緒「あんたは暇なんでしょ」
はるな「なんだ、なにもないの。でも、それだったら、真緒のおごりだね」
エリ「なんかあったんじゃなかったの」
真緒「うん。別にいいよ」
はるな「まさか私が邪魔だっていうんじゃないでしょうね」
真緒「誰がそんなこといってるのよ」
エリ「いいよ、いいよ。飲もう」
真緒「そうだね」

そういったところで、3人は飲み始めて、最近起きたことなんかの話をしていた。  しばらくして、はるながずっと向こうのほうを見ていた。その視線の先にいたのは、小倉だった。そしてその隣には、もう席を立とうとしている女がいた。はるなとエリは、一度だけだったが、真緒と小倉の結婚が決まったときにあっていたので、面識があったのだ。


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