HALLOWEEN TOWN〜姫をくれなきゃイタズラするぞ〜


「いや、ダメって言うか……」

なんか恥ずかしい…

乃愛は顔が赤いことに気づかれたくなくて俯いた。

「あ、今“恥ずかしい〜”とか思ったでしょ?」

「えっ!?」

「やっぱり♪」

何で分かったの…?もしかして超能力!!

「違うよ、超能力なんかなくても、乃愛のクセは全部知ってるよ。」

ドキン

大神くんは優しく微笑んで私に言った。

なんて優しい顔で笑うんだろう。なんだか懐かしい感じがするのは気のせいかな…?

私は大神くんに手を引かれてそのまま教室に向かった。



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