HALLOWEEN TOWN〜姫をくれなきゃイタズラするぞ〜


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「それじゃあ自己紹介をしてくれ。」

「はい、天宮 乃愛です。よろしくお願いします。」

一礼してからクラスを見渡すと、大神くんが親指を立てて私に微笑んだ。

う〜…恥ずかしいよ〜!!

「先生、天宮さんを僕の隣にしてもいいですか?」

「お、南雲の隣か、いいだろ。天宮も分からないことがあったら南雲に聞くといい、うち(学園)ではトップクラスに入る生徒だからな。」

「分かりました。」

私は南雲くんのいる席まで歩いた。

「よろしくね、天宮さん♪」

「うん、よろしく。南雲くん…?」

「ははっ、聖でいいよ♪」

「分かった、じゃあ私も乃愛でいいよ♪」

「うん♪」

気さくで優しいな。それに可愛い顔をしていてオレンジ色の髪に色素は薄いけど綺麗な緑の瞳。なんか外国のお人形さんみたい♪



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