キミがスキ


ねぇ

どうしてかな


嫉妬なんてしないと思ってた






「凌…」





ねぇ、どうして






「…美人で…モデルみたいだから…?」


「違うって…好きじゃないから…」


「ここに来なければ良かった…」







こんなこと

言いたくないのに






「だから…違うって…」



「好きに…なるんじゃなかった…」



「凌…」





「もう……やだ…」






こんなの

どこに隠れてたんだろ…




こんな私

醜いよね


嫌いになったよね

軽蔑されたよね




だから







「ほら…掴まって。気持ち悪くない…?」






優しくしないで


その手を離して…








「大丈夫。好きだよ…凌」









私は、

きっと

傍に居すぎて


望む物が多くなってしまったんだ。

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