不似合いカップル!?
ガラッ。俺は勢い良くドアを開けた。
保健室にはセンコーもいねぇ。ただカーテン越しに影が見えた。その影が奈緒だってすぐ分かった。
シャー。
やっぱりそうだ。奈緒は驚いた表情で目に沢山涙を溜めていた。
「っ!! 海翔…」
「っ!!」
チュッ。
「んんっ…な…んで」
奈緒の顔を見たら我慢できなくなった。愛しくて胸が苦しくて…もう離せねぇ。いや離す事ができねぇ。
「海翔…何で、こんな事…」
「悪かった…。俺、海原ってヤツがお前の元カレで俺よりお前の事知っててアイツに反発してお前を付き離した。奈緒を泣かせてばっかりだな、悪かった」
奈緒は思いっ切り首を横に振った。
「奈緒、俺はお前を離す事ができねぇ。またアイツが来ようと俺はお前の言う事しか信じねぇ。だから…だからっ…」
俺は柄にも無く涙が込み上げてきて言葉が出なかった。
「わ、私と…付き合って下さい!」
「えっ…」
「海翔じゃないとダメなの…。海翔がいなくても生きて生きると思ったのに無理なの…。うっ…。ううぅ~」
「奈緒…」
コイツが愛しくてどうしようもねぇ。いつも体当たりで俺を愛してくれた。
俺は奈緒を強く抱きしめた。
「それはこっちのセリフだ。俺と付き合え」
「…はい!」
再びキスをした。今まで離れてた分を取り戻すように何度も深く…。
「奈緒…愛してる」
「私も愛してるよ」
俺はもうお前しか愛せねぇよ!
-あれから数日後ー
ザワザワ。
「あの子可愛くね?」
「あ、マジだ!」
「話しかけてみようぜ♪」
「ねぇねぇ。一人? 一緒に遊ばない?」
「すいません。今彼氏待ってるので…」
「君みたいなタイプの子はガリ勉タイプの男っしょ?」
「そんな男と付き合わないで俺たちと付き合わない?」
「…おい! 俺の女をナンパすんじゃねぇよ!」
「あ! 海翔♪」
「っ!! 何だよ、ヤンキーかよ」
「合わねぇカップルだな」
ふっ…。不似会いカップル上等!
【完】
保健室にはセンコーもいねぇ。ただカーテン越しに影が見えた。その影が奈緒だってすぐ分かった。
シャー。
やっぱりそうだ。奈緒は驚いた表情で目に沢山涙を溜めていた。
「っ!! 海翔…」
「っ!!」
チュッ。
「んんっ…な…んで」
奈緒の顔を見たら我慢できなくなった。愛しくて胸が苦しくて…もう離せねぇ。いや離す事ができねぇ。
「海翔…何で、こんな事…」
「悪かった…。俺、海原ってヤツがお前の元カレで俺よりお前の事知っててアイツに反発してお前を付き離した。奈緒を泣かせてばっかりだな、悪かった」
奈緒は思いっ切り首を横に振った。
「奈緒、俺はお前を離す事ができねぇ。またアイツが来ようと俺はお前の言う事しか信じねぇ。だから…だからっ…」
俺は柄にも無く涙が込み上げてきて言葉が出なかった。
「わ、私と…付き合って下さい!」
「えっ…」
「海翔じゃないとダメなの…。海翔がいなくても生きて生きると思ったのに無理なの…。うっ…。ううぅ~」
「奈緒…」
コイツが愛しくてどうしようもねぇ。いつも体当たりで俺を愛してくれた。
俺は奈緒を強く抱きしめた。
「それはこっちのセリフだ。俺と付き合え」
「…はい!」
再びキスをした。今まで離れてた分を取り戻すように何度も深く…。
「奈緒…愛してる」
「私も愛してるよ」
俺はもうお前しか愛せねぇよ!
-あれから数日後ー
ザワザワ。
「あの子可愛くね?」
「あ、マジだ!」
「話しかけてみようぜ♪」
「ねぇねぇ。一人? 一緒に遊ばない?」
「すいません。今彼氏待ってるので…」
「君みたいなタイプの子はガリ勉タイプの男っしょ?」
「そんな男と付き合わないで俺たちと付き合わない?」
「…おい! 俺の女をナンパすんじゃねぇよ!」
「あ! 海翔♪」
「っ!! 何だよ、ヤンキーかよ」
「合わねぇカップルだな」
ふっ…。不似会いカップル上等!
【完】