絶対カレシ


 うわっ!

 もう12時だし。

 あたし…どんだけ寝てんだよ…。

 頭がぼーっとする。

 ケータイを見てみた。

 【宮野 蓮】

 ん、なにごと…

 あいつからメールくるなんて

 あいつ、宮野 蓮は同じクラスの

 幼なじみ。

 【あんさ、今日俺ん家来いよ。

  俺等だけじゃあつまんねぇし…】

 おっ!遊びのお誘いーキター!

 てか、俺等って…宮野だけじゃないの?

 まぁ宮野だけでも気まずいし。

 【えぇー!家出たくない。

  うちん家ゎ?】

 送信

 【言うと思ったし。少しゎ動けブタ!

  じゃあお前ん家今から行く】

 ぶっ…ブタだとぉ!?

 まぁいい…遊ぶ相手もできた事だし

 【うるさいなっ!わかった】

 そうなったら早く着替えなきゃじゃん。

 本当今日暑いなぁ…

 Tシャツ短パンでいいや。

 別に彼氏に会う訳じゃないし。

 ピンポーン…

 来たか!

 「はーーーぃ」

 ピンポンピンポンピンポン

 ガチャ

 「うーるさぁーーーーーいっ!!!もうっ!」

 「夏目のがうるせーよ。」

 「何回も押さなくても来るよ。入って」

 「おばさんお邪魔しまーす」

 おい…聞けよ。

 「はーい、あら蓮ちゃん久しぶりねぇ」


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