キミの隣で笑おう【完結】




「美恋は?」


「お腹空いたから何か買いに行くって、あっち行ったよ?」




知那が指を指した方向には、確かに海の家などがあった。




「ちょっと行って来る」


「なんで?」


「またナンパとかされてたら面倒臭いだろ」




空の声にそう答えて俺は再び歩き出す。




「「愛だねぇ」」




そんな声が後ろから聞こえた様な気がしたけれど、俺が振り向くことは無かった。



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