キミの隣で笑おう【完結】
「今日は特別時間割だからな~!」
ホームルーム中、担任の石川がそんなことを言い出した。
つか、特別時間割?
何のために?
「一限の授業が始まる前に、男子二人女子二人で四人グループ作っとけー」
いや、余計意味わかりません。
多分、この教室にも理解出来ていない奴がいる…いや、殆どの奴がそうだろう。
でも石川はそんな俺達を放って、「よろしく~」と教室を出て行った。
「蒼~、俺と組もうぜ~」
ザワザワし始める教室で俺に話し掛けるのは、空。
「ん?いいけど…」
すると、ザワザワしている教室がもっと騒ぎ出した。