キミの隣で笑おう【完結】




「だから…っヤダって言った、じゃん……」




ポロポロと零れる涙が美恋の頬を濡らしていく。


目は腫れ、真っ赤。


おまけに隈までできていて。


何でそんなになっているのか…全くわからない。




「んで…何で泣くんだよ」




ふと呟くと、




「自分で…考えたらっ?」




美恋はそう叫んで教室から出て行った。









「何なんだよ――…アイツ」



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