キミの隣で笑おう【完結】




小さい頃、美恋が好きだった。


でも、ずっとずっと一緒にいて。


近すぎて。


近すぎて近すぎて――…




好きなのか、わからなくなっていた。




いつだったか、空に言った言葉を思い出す。


“美恋を泣かせた奴は俺が許さない。例え誰であろうと。俺は、美恋の笑顔が見たいから”




その言葉に、嘘は無い。


俺は、美恋が隣で笑っていてくれれば、それだけでいいと思ってた。




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