キミの隣で笑おう【完結】




でも美恋は、やっぱりわからないらしい。




「んんっ…っっ!!」




俺の胸板を叩く。


俺が唇を離すと、美恋はその小さな口を開けて、肩で息をした。




なぁ?どうしたら…俺の気持ちが伝わる?




こんなにお前が好きだって気持ちが。


こんなにお前が愛しいって気持ちが。


こんなにお前が欲しいって気持ちが。




どうしたら――…伝わるんだ?




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