キミの隣で笑おう【完結】




美恋の瞳から、また涙が零れる。




おいおい…


いつの間に美恋はこんなに泣くようになってしまったんだろう。


けど…こんな美恋も可愛いと思ってしまう俺は、相当重症だ。





でもな、美恋?


お前には、涙より笑顔の方が似合うこと、俺は知ってる。




俺は美恋の手を取ったまま、耳元に口を近付ける。







「…俺も美恋のこと…好きだよ」




そのまま、そう…囁いた。



< 174 / 180 >

この作品をシェア

pagetop