キミの隣で笑おう【完結】
の
朝、なぜか眩しくて目が覚めた。
「んぅ~……」
あれ……朝…?
起き上がると、当たり前だけどベッドの上。
カーテンは閉めることを忘れられて、開けられたまま。
部屋には、昨日の夜流した音楽が流れている。
しかも電気も付けっ放しで、眩しさの原因はこれか、と納得。
「あたし…いつのまにか寝ちゃった?」
顔を引き攣らせながら、1人でポツンと呟くと。
ヤバい~!!と言いながら、とりあえず音楽と電気を消し。
お母さんにばれる前に気付いてよかった、と思ってホッと、息を吐いた。
だって、一晩中付けっ放しだったって知ったら、絶対に怒るし。
そしたら面倒臭いことになるからね。
なんて思いながら、あたしはまたベッドに寝っ転がった。