キミの隣で笑おう【完結】
「まぁ、取り敢えず水着買ってからケーキでお茶しよっか♪」
ルンルンな知那に項垂れながらも返事をして、近くの大型ショッピングセンターに入った。
外は梅雨のためかジメジメしてるのに、ショッピングセンターの中はそんなこと無くて。
体に当たる空気が気持ちよかった。
気持ちよさに浸りながらも、あたし達は水着ショップを探す。
「みれぇ~ん。どこにあるのぉ?水着ショップ」
ダラダラとあたしの腕に体重をかけてくっついてくる知那。
そんな知那に溜息を吐きながらも水着ショップを探すあたし。
傍から見たらこれって…どう思うんだろう。
少なくともあたしだったら、変な人…と言うか、関わりたくない人だと思う。