キミの隣で笑おう【完結】
「は……?」
声が低くなるのが自分でもわかる。
冗談じゃない…?
フッと、自嘲気味に笑う。
「ふざけたこと、言ってんなよ」
本当におふざけが過ぎる我が兄に、沸々と怒りが沸きあがる。
「ごめんごめん、」
そんな俺を見ても余裕そうな洸を見て、これでもかと睨んだ。
「…まぁ、無駄話はこのくらいにして。俺そろそろ寝るわ」
「え?」
「何、お兄ちゃんと寝たいの?」
「っざけんなっ」