キミの隣で笑おう【完結】





あれから一か月。


とうとう修学旅行の日がやってきた。




――のだが、




「あ、このお菓子美味しいよ!!空食べる?」


「食べる食べるっ!おっ、マジでうまいな!!」


「でしょっ?!」




うるせぇ…




只今、飛行機での移動を終え、バスで宿泊施設に移動中。


俺達はバスの一番後ろに座っていて、左の窓側から空、俺、美恋、知那の席順。


なのに、今寝ようとしている俺を余所に空と美恋が俺を挟んで会話している。


本当に煩くて…眠れない。


楽しそうに話す二人を、俺は横目で睨む。





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