戦え！演劇部2011

｢そうだ、みんなでこの悪い大人を退治しようか！｣
｢｢さんせぇ～っ！｣｣
｢マ、マジ？マジ俺子供からボコられんの！？｣
｢じゃあまず私からッ！てぇ～いっ！｣
ボカボカボカボカボカボカ・・・
｢あ～っズル～イ！私もやるやるッ！雷ドーン！｣
ドーン
｢アンギャーーーーーッ！！｣
｢ねぇねぇねぇねぇ！これ使っちゃあ、ダメかな？｣
うわ～、けんじゅうじゃんそれ。やよいかっこい～！
｢どこで拾ったのそれ？｣
｢ポッケに入ってた。あとこれ！こっちのバッグの中にあったよ！｣
ジャーン
ライフルだ！
｢そうだ！確かとらみって名前だっけ？どっち使う？｣
｢大っきい方に決まっとるやないかい！｣
｢じゃあはい！｣
ジャキィ～ン
うわ～、2人ともカッコいいよぉ。
｢いいとらみ、これはこう持って、ここをこう！｣
｢ここを、こう！｣
パァン
｢アイタァ～ッ！あのモデルガン絶対改造してるだろ！足マジ痛ぇ～っ！！｣
｢そう！そんな感じ！｣
｢よぉ～しもっかいやるぞぉ～っ！｣
パァンッ
｢ギャ～ス！｣
｢え～いッ｣
バッ
ドカッ
｢グエー！｣
｢これが噂のマウントポジションだッ！！｣
ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ・・・
｢きょうか危ないかもよ？｣
タァンッ
｢AJMAPAMPADAMPJUAOPUAMGUW.ATPWA~G！！あを～あをををを～！ヒマラヤマウテェーン！｣
｢うっわ～、大人なのに泣いてる～。もっとイジメちゃおうか？｣
｢｢｢さんせぇ～っ。｣｣｣
バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ
何だろう。この愉快な感覚は。愉快すぎるッ！










｢よぉ原田、最近の子供ってのはえげつないことやってんな。大人を4人で笑いながらボコってんぞ。｣
｢おっかないっすね(汗)ってあの子供たち、どっかで見たことないっすか？｣
｢あぁ？・・・確かにどことなく杏香さん達に似てるが、他人の空似だろ。｣
｢ですよね。｣