愛と銃と。


楽しい時は短く
すぐにあたしの家まで
来てしまった。


「約束して…」

「え」


いきなり陽翔の目は
真剣な表情へと変わった。

どくりと、脈を打つ。


「絶対家にいるって、約束」

「うん」


さっきとは違い
真剣な彼にあたしも真剣に返す。


すると陽翔は小指を立てて
あたしの前に差し出した。


「ちょっと、子供じゃないんだか…」


あたしは言おうとして止めた。


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