愛と銃と。
\一秒
リビングでいつものように
涼んでくつろごうと
ドカッとソファに腰を降ろした。
お母さんは既に仕事に行き
リビングにはあたし一人。
…何だか落ち着かない。
「…」
時計の秒針が
狂いなく進む音が聞こえる。
「…」
心臓がアホみたいに
速く速く脈を打つ。
「…」
待て。
何故あたしが
ソワソワしている…?
陽翔如きに何であたしが。
あたしは誰か見ている訳でも
ないのにも関わらず
平然を保ちテレビをつけた。
きっと自分への自己暗示。