愛と銃と。
ただあるのは
綺麗で温かい笑顔。
ずっと、見ていたかった。
「え…?まさか冗談じゃなかった?」
あたしが何も返さなかったからか
陽翔は心配そうな顔をして
あたしに問いかけた。
「な、何よっ!?」
「何よって何だよ!?話わかってるか?」
「うるさい‼‼早く行く!!!!」
あたしはそう言って歩き出した。
たぶんどうかしてるのは
あたしの方。
わかってるけど
認めらくないから。
あたしの心臓がこんなにも
ドキドキして平常心を保てないなんて。
だからあたしはバレないように
必死で言葉で隠す。
だってあたしが陽翔にこんな気持ち。
おかしい、じゃない。