愛と銃と。


「そ、それはヤバいじゃないっ!!!!」


陽翔の何がぶっ飛ぶのか
あたしにはわからなかったが
ヤバいらしので
それ相応の返事をしてみた。


「あっははは!!!!」


陽翔はいきなり笑い出し
あたしの手を離した。

何故笑っているのかあたしにはさっぱり。


「まあ、いいよ。早く行くぞ」

「何で笑ったか教えて!!」

「いいんだよ、わかんなくて」


くっ、陽翔の分際のくせに。


ぶっ飛ぶのは何か。

それが陽翔の理性だったなんて
あたしが知る由も無い。


< 117 / 179 >

この作品をシェア

pagetop