愛と銃と。


夢では陽翔は何も
言ってくれなかったけど。

そんなこと最初から
期待なんかしてないし。


何も言ってくれなくていい。

もし何か言ってくれても
反応に困るし…。


とかなんとか、
ひとり、悶々と考える。



何故陽翔如きにこんなに
あたしが悩まされなきゃいけないのか。

遂には馬鹿馬鹿しくなり
あたしは考えることを止めた。



だけど体は正直に。

あたしの鼓動の速度は
常より数倍は増していた。

それに熱をする持つ頬。



あたしは、ただ、待つ。


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