愛と銃と。
「なあ、確認したい。答え次第で、決めるから」
決めるって、何をよ?
何を、決めるの?
あたしの中を
焦燥感が一気に襲う。
それとは反対に
陽翔の眼差しは朝とは違う
決意の固まった目。
あたし、怖い。
「俺のこと、どう思ってる?過去のこととか忘れて!!俺だけを見て」
どうって言われても。
「友達じゃない。男として」
男、として…?
過去を忘れて。
今だけを
陽翔だけを見て。
「…失いたくないッッ!!!!」
そう、今ハッキリ言えるのはそれぐらい。
これが今のあたし言える最大。
「陽翔を失いたくない!!好きとかはまだよくわかんないけど…大切で。離れたくない」
目頭が熱い。
「友達としてなんて、もう見れない」
遂に零れる涙。