愛と銃と。
ふわっと大きくて優しい
男の子の腕に包まれ。
だけどすごく力強い。
陽翔ってこんなに
温かかったっけ。
気持ちいい。
「なあ、それってもう…好きじゃん、俺のこと」
「な!?自惚れんなっ!!」
あたしの顔は赤くなる。
陽翔の腕から抜けようと抵抗するが
どうやら抜け出させてくれそうにない。
「"離れたくない“なんて言われて離す訳ねぇだろ」
さっき言ったことを思い出し
もっと顔が赤くなる。
「こうやってされるの、嫌…?嫌って言われても離さねぇけど」
「ば、…ばか」
心地良かった。
それに嫌な訳ない。
陽翔だから。