愛と銃と。


本当はすっごく嫌だ。

もう抑えが効かない。


あたしは陽翔が好きだ。


一ヶ月以上ぶりに話せて
本当に嬉しかった。


だから陽翔を自ら
他の女のところへ行かせるなんて
絶対に嫌だった。

だけどその子は大丈夫なの?


そう考えたら、つい。


だけど咲さんが退院したら
同じ立場に立つことになる。

なら、あたしが陽翔の何になろうと
彼女には関係ないはず。



あたしは待てるよ。

陽翔は絶対来てくれるって、
信じているから。



だからあたしは言うんだ。

迎えに来てくれたら、


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