愛と銃と。


「休み時間になったら、絶対5組行くから!!」

「はいはい」


あたしは困りながら笑いながらも
こんな一時を楽しく感じていた。





1時間目の授業が終わり
休み時間になると雅に
5組へと連れて行かれた。

案の定、5組の入り口は
ちょっとした混雑になっていた。

入り口の女子らの反応を見ると
結構いいように見える。


すると雅は群がる女子の中へ
一人でズカズカと入って行った。

あたしは群がる女子から
少し距離を置いて雅を待つことにした。


今のあたしは彼氏なんて
当分作らないつもりでいるから
男に興味なんてない。


「アンタも京護のこと見に来た訳?」

「…けーご?」


朝しつこく喋りかけてきた
お節介野郎がいきなり現れて
いきなり話しかけてきた。

あたしはまたお前かという
目線を彼に向ける。

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