愛と銃と。
\告白
「ねえ、あげは。また5組行きたいんだけど着いて来てくんない?」
「はいはい」
あたしは目を輝かせて言う雅に
呆れながらも嬉しさを感じ返答する。
転入生の相坂京護(あいさかけいご)が来て
もう1週間が経った。
毎日休み時間に1回は
雅が5組へ行くのに付き添う。
と言ってもあたしは
教室の前の廊下で立ってるだけ。
詰まらなさそうに見える?
そんなことない。
雅は今まで1年、
恋ができなくなっていた。
元カレに振られてからずっと。
だけどやっと新しい恋を
見つけようとしている。
その姿を見れただけで
嬉しく感じる。