愛と銃と。

\告白



「ねえ、あげは。また5組行きたいんだけど着いて来てくんない?」

「はいはい」


あたしは目を輝かせて言う雅に
呆れながらも嬉しさを感じ返答する。


転入生の相坂京護(あいさかけいご)が来て
もう1週間が経った。

毎日休み時間に1回は
雅が5組へ行くのに付き添う。

と言ってもあたしは
教室の前の廊下で立ってるだけ。


詰まらなさそうに見える?

そんなことない。


雅は今まで1年、
恋ができなくなっていた。

元カレに振られてからずっと。

だけどやっと新しい恋を
見つけようとしている。


その姿を見れただけで
嬉しく感じる。


< 26 / 179 >

この作品をシェア

pagetop