愛と銃と。


「俺の三原則にいちご牛乳はランクインなさってんだ。それぐらい偉いんだよ」


あたしは笑いを堪えきれなくなり
不覚にも声を出して笑った。

こんなに笑ったの、いつ以来だろう。

颯といたとき以来、かな。


「あっははは!!」

「馬鹿にすんなよな」


恥ずかしそうに膨れる彼は
まるで子供のようだった。


「俺、3日後誕生日!」

「で、何よ」

「誕プレ待ってるから」


彼はニカッといたずらな
笑みを浮かべた。

すると立ち上がり
教室に入って行ってしまった。



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