愛と銃と。
あたしは有能あげは(うのうあげは)。
極々平凡な高校一年生。
そしてあたしの彼氏が
高坂颯(こうさかはやて)。
同じく高校一年生。
あたし達は中学が一緒で、
中二の三学期に付き合った。
そして今も颯はあたしの彼氏。
であり、大好きな人。
あたし達は駅まで行き、
某アイス店に寄った。
「あげは、お前太んなよ」
「な!?失礼なあ!」
あたしは両手にアイスを持ち
頭半個分程上にある
彼の目を見て言う。
「まあ、怒んなって」
そう言うと颯は
あたしのアイスを一口。
颯はいっつも適当だ。
だけどそんな適当さが
あたしには心地よくて、
ついつい流されてしまう。