愛と銃と。


あたしは有能あげは(うのうあげは)。

極々平凡な高校一年生。


そしてあたしの彼氏が
高坂颯(こうさかはやて)。

同じく高校一年生。


あたし達は中学が一緒で、
中二の三学期に付き合った。

そして今も颯はあたしの彼氏。
であり、大好きな人。



あたし達は駅まで行き、
某アイス店に寄った。


「あげは、お前太んなよ」

「な!?失礼なあ!」


あたしは両手にアイスを持ち
頭半個分程上にある
彼の目を見て言う。


「まあ、怒んなって」


そう言うと颯は
あたしのアイスを一口。


颯はいっつも適当だ。

だけどそんな適当さが
あたしには心地よくて、
ついつい流されてしまう。


< 4 / 179 >

この作品をシェア

pagetop