愛と銃と。


休み時間になると雅は
あたしの席にすぐ来て
空いた前の席に座りあたしの方を見る。


「あたしは好きじゃないから」

「またまたあ~」


雅はニヤニヤと笑みを浮かべる。


「まあ陽翔くんカッコいいし、モテるし…いいんじゃない?お似合いだよ?」

「あたしは好きじゃないの。けど…」


あたしは雅に一昨日あったことを
すべて話した。

自分のことを話すのは
得意じゃないけど雅には。
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