愛と銃と。


すると陽翔の目線は
いちご牛乳のストローへ向かった。

あたしもそれを見てみ…。


……あ。


ああ!!!!!!


「な、ぬな、な!?何してくれてんのよ!!?」

「それはこっちの台詞だろ!?あげはがいきなり取り上げたんだろ!」

「うるさい!とにかく、責任。とんなさいよ」

「責任?」


やってしまった。

なんという失態。


今まで颯と同じようにしてきたから
つい癖として出てしまったのだろう。


「俺の彼女になる?」


ヘラヘラと陽翔は言う。

あの一時でもドキッと
してしまった自分が
実に腹立たしく感じる。


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